焚火に関する用語をイラスト付きで解説しています。五十音順で目次からも探せます。
目次
あ行の焚火用語
アウトドアコーヒー(キャンプコーヒー)
アウトドアコーヒーとは、
自宅やお店などではなく、主にキャンプ場でコーヒーを楽しむことをいいます。アウトドアコーヒーでは豆の焙煎、挽き、ドリップの1連を自分の手で行うのが醍醐味です。焚火を眺めながら、挽きたてコーヒーを楽しめるのが魅力的です。
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EDC(EveryDayCarry)
EDCとは、
EveryDayCarry(エブリデイキャリー)の略で毎日持ち歩くグッズ、ギアのことです。キャンプに行く際には必ず持っていく、お気に入りの小物ギア(マルチツールやライター、着火剤など)をミリタリー系ポーチに収納して持ち運びます。カテゴリー分別の役割があり、防災や調理道具などまとめる際にも使われます。
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か行の焚火用語
ガレージブランド
ガレージブランドとは、
小規模なお店、または個人でやっているブランドのこと。
一点一点の質にこだわり、生産する数は少ないが、メーカーにはないコアな良さが求められている。
ユーザー目線でのオリジナリティ溢れる商品が多く、愛好家にはメーカー品よりガレージブランドという人が多い傾向にある。
グローブ
グローブとは、
人の手を暑さや寒さ、危険物から守る衣服(手袋)のこと。
焚火で使用されるグローブは、火の熱さや鋭利な刃物から手を保護する。5本指タイプからミトンタイプまで様々なものがある。
さ行の焚火用語
サバイバルマッチ
サバイバルマッチとは、
アウトドア下で使用することを想定されたマッチで、一般的なものより防風性や耐水性がある。
陣幕(風防、リフレクター)
陣幕:じんまく(風防、リフレクター)とは、
風を受け流したり受け止めたり、風をコントロールするギア。
焚火用の陣幕は、火の粉による穴空きがしづらい丈夫な素材でできている。
また、背の高いものは目隠しの役目を果たし、テントなどでプライベート空間を確保したいときにも活躍する。
スウェーデントーチ
スウェーデントーチとは、
丸太に放射線状に切り込みを入れ行う焚火のこと。丸太まるごとをそのまま燃やすので豪快さがある。
元々はフィンランドのかがり火から生まれたもので、正式名称は「スウェディッシュトーチ(Swedish Torch)」。
丸太への切り込みはチェーンソーなどで行う。はじめから切れ目が入ったものも売っているので、道具がない場合は買うのがオススメ。
た行の焚火用語
焚火シート(耐火マット・スパッタシート)
焚火シートとは、
焚火台の熱や火の粉から、芝生や地面を保護するために使用する敷物のこと。
折り畳めば場所も取らず、マナー的な観点からも、焚火に行く際は持って行くのがベスト。
焚火台
焚火台とは、
焚火を安全に楽しむための道具。直火禁止のキャンプ場などでも必要になる。
焚火台を使うと、焚火場所を移動することもできる。
ソロ向け、家族向けなど種類豊富に展開されている。選ぶのは難しいが楽しい。
焚き逃げ
焚き逃げとは、
焚火をしたあと、そのまま放置して帰るマナー違反行為。
焚火を楽しんだら、来たときよりも綺麗にして帰るくらいに心得たい。
立ち枯れ木
立ち枯れ木とは、
地面に立ってはいるが、葉がついておらず樹皮もめくれてしまっている状態の木のこと。薪にしやすい。
ただし、使用する際はその場所の管理者や持ち主に必ず許可や確認をとること。
着火剤
着火剤とは、
薪や炭などの燃焼を助ける燃料剤のこと。
火起こしの作業を簡単にでき、時間短縮になる。
ジェルタイプや固形タイプなどいろいろな種類があり、用途に合わせて選ぶことが必要。
な行の焚火用語
ナイフ
ナイフとは、
鋭利な刃物のこと。火起こしや薪の準備に一本あると便利。
焚火で必要なナイフは、フェザースティックの作成がしやすいことや、バトニングに適した打撃やねじれに強いもので選ぶのがオススメ。
二次燃焼(にじねんしょう)
二次燃焼(にじねんしょう)とは、
煙が燃焼すること。焚火台には二次燃焼をさせやすくするものもある。
一般的には、薪から発生した可燃ガスに火がつき燃焼する。しかし一部は燃え切らず煙として発生してしまう。
二次燃焼が得意な焚火台は、煙となった可燃ガスを再燃焼させる構造になっているため、高火力で煙が出にくいという特徴がある。
は行の焚火用語
バトニング
バトニングとは、
ナイフを使用して薪を細かく割るテクニックのこと。
バトニングに適したナイフを選ぶ際は、タフなものを選ぶことが重要。
ハンガー
ハンガーとは、
焚火を利用して調理する際に使用するギアのこと。
伸びたアームにダッチオーブンなどを吊り下げて使用する。焚火台との距離を調整することで火力を調節できる。
火ばさみ(薪ばさみ)
火吹き棒
火吹き棒とは、
火元に空気を送るギアのこと。火元に向けた棒の反対側から息を吹き入れ、火種を付けたり火力をあげたりする。
素材や長さ、デザイン性など様々あり、豊富な種類から選べる楽しさをもつギアの一つ。
ファットウッド
ファットウッドとは、
樹脂成分を多く含んだマツの木のこと。
「ファットライター」「ライターウッド」の別名もあり、日本では肥松(こえまつ)と呼ばれることもあります。天然の着火剤として使用されます。
ふいご(鞴)
ふいごとは、
エアーポンプの一種で、火元に空気を送る道具のこと。
火吹き棒と使用用途はほぼ同じ。肺活量がない場合や、ストーブなど火力が必要な場合はこちらが楽にできる。
フィールドコーヒー
フィールドコーヒーとは、
北欧スウェーデン発祥の伝統的な煮出しコーヒーのこと。
焚火コーヒーや煮出しコーヒーなどとも呼ばれ、ヤカンに直接水と粉を入れて煮出すワイルドな方法だが、味わい深いコーヒーが楽しめる。
フェザースティック
フェザースティックとは、
枝や細い薪の先端を、ナイフで削って羽毛のようにして使用する自然の着火剤のこと。
ブッシュクラフト(野営)
ブッシュクラフト(野営)とは、
自然の中でよりワイルドに生活する行為や技術のこと。
上級キャンパーが、より自然の近くに身を置く原始的な遊びで、キャンプとサバイバルの中間くらいのイメージ。
ま行の焚火用語
メタルマッチ(ファイヤースターター)
メタルマッチとは、
マグネシウムなど可燃性の高いものを削って火花を飛ばし、着火する道具のこと。火打ち石のようなもの。
金属でできており、水に強いのが特徴。濡れても拭けば使用できる。また繰り返し使用することができ、ものによっては1万回以上使用できるのもある。
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