Titan(タイタン=巨人)の名を博した、UCOで一番太くて丈夫なマッチ型着火剤です。
どんな「強風」でも「水の中」でも燃え続けるという、過酷な環境に耐えうる着火剤の実力レビューです。
小型で同性能を誇るUCO「ストームプルーフマッチキット」とも併せて比較しています。
におい | 着火しやすさ | 燃焼時間 | 1回あたりの値段 | 入数 |
---|---|---|---|---|
△ | ◎ | 約25秒 | 140円 | 12本入 |
におい | 着火しやすさ | 燃焼時間 | 1回あたりの値段 | 入数 |
---|---|---|---|---|
△ | ◎ | 約15秒 | 88円 | 25本入 |
目次
どんな状況でも、とにかく燃え続ける
「タイタンストームプルーフマッチキット」・「ストームプルーフマッチキット」で共通するのは、とにかく「風や雨(水)に耐える強い着火剤」ということです。
代表としてUCO「タイタンストームプルーフマッチキット」での記録を載せますが、「ストームプルーフマッチキット」でもほぼ同じと考えてください。
水中実験 UCOタイタンVS沢の水
まず、一つ目の実験は沢の水を入れたコップにタイタンをつける実験です。
結論は、水に付けたタイタンは少し乾かすだけで着火可能、火を付けたタイタンを数秒水の中に入れても引き上げるとまた元どおり火が付くということです。マジックのような現象が起きます。
水中でも燃え続けるのだから、当然雨の中でも負けません。UCOのタイタン(及びストームプルーフマッチキット)は最強のマッチです。
ただし、水中で完全に火が消えず燃え続けているのは、火薬のついた部分の燃焼が続いているためなのでその部分が終わると自然に鎮火します。
強風実験 UCOタイタンVSロゴス ブロワー
二つ目の実験は、強い風に当てる実験です。
どんな強風でも負けないのがUCOタイタンのウリということで、化学のチカラで負けさせてやろうと乾電池式のブロワーで強風を当てても火が消えないのかの実験をしました。
結果は…
UCOタイタンの圧勝でした。ブロワーの風力ではビクともせず。むしろ風を餌にさらに燃焼が激しくなった印象です。
ストライカーの替えと火口が備わっている
マッチを擦る面は初めからケースに備わっていますが、予備としてもう2つ封入されているので安心です。
また、火口として使用できる綿も入っているのもうれしい心遣いです。
着火剤としてのコスパは悪い方
タイタンは1本あたり140円で25秒、ストームプルーフマッチキットは1本あたり88円で15秒。
と、かなり値段に対して燃焼時間が短い(早い)ですね。あっというまに消費してしまう感じがあります。
普通の焚火で考えたときコスパが悪く感じられる方も多いのでは。これはもう「ここぞというとき用」かも…。
着火剤のにおいが少し気になる
花火のようにスパークするように豪快に燃えてかっこいい着火剤ですが、においも花火のような感じです。
屋外で使用する分には風で流されれば我慢できますが、においとともに煙も多めなのが難点です。
グローブしながら火がつけれるサイズ
一般的な「つまようじサイズ」の小さいマッチならグローブをしながら火をつけるのは煩わしい作業です。
ですが、UCOタイタンとストームプルーフマッチキットはマッチのサイズが太くて長いのでグローブをしながらもストレス無く着火できます。
ストームプルーフマッチキットはケースのカラバリが良い
森の中でも映える蛍光色のケースがとてもカッコいいです。
ケースは3種類のカラー
ケースカラーは「イエロー」「オレンジ」「グリーン」の3種類。
どれも可愛いですが、オレンジやイエローだと蛍光色でかなり目立つのでキャンプ場での置き忘れ防止、暗い場所での探しにくさ減にもなるので良いですね。
ケースはプラスチック製でかなり丈夫です。マッチがなくなった後も火口入れなど活用できそうなサイズ感で◎です。
UCOストームプルーフマッチキット まとめ
値段は安いとは言えない着火剤なのですが、個人的には使い勝手が良く、ケースがかなりツボなので、ストームプルーフマッチキットは3色全部をコンプリートしたいくらいの気持ちです。
ワイルド感に、劣悪な環境でもしっかり働いてくれる信頼感もあるので、無骨なソロキャンパーにオススメな逸品です。