焚き火をしながら夜空を眺め飲むホットコーヒー。これほど幸せな時間はありません。
焚き火であなたが使うカップはどんなものでしょう。折り畳みができるコンパクトなコップ。保温性の優れるマグカップ。ただ単に飲み物を入れる容器の種類はたくさんありますよね。
ただ、焚き火と1番相性が良いという点で挙げるならそれは「ククサ」です。
目次
ククサとは何なのか
ククサとは、北欧フィンランドのラップランドに住んでいたサーメ人によって古くから伝わる、白樺のコブを用いて作られるマグカップのことです。
木の温もりに溢れ、白樺の優しい香りがします。自然の木のコブを使用しているので形状や模様に一つとして同じものはありません。
また、ククサは「プレゼントされた人は幸せになる」と言われるほど、作り手の思いが込められたマグカップです。
日常的にもインテリアとして置いて良し、バックパックに付けて持ち歩くも良しな逸品です。
ククサはまずい?コーヒーフィニッシュを選ぼう
ククサをネットで調べたことがある方には「不味い」「塩っぱい」など、味についてのネガティブな意見が並んでいるのを見て不安になった経験を持つ方もいるのではないでしょうか。
塩茹ですることで材木を強くさせるため、その方法で処理されたククサが広く流通しています。ただし、ククサは仕上げの方法によっても味わいが変わってきます。
コーヒーフィニッシュをしているククサの場合、初めは多少木の香りが混じりますが、コーヒーを飲む際の風味の邪魔にはなりません。
ククサの選び方
ククサは手作りのため、1000円程度の安い買い物ではありません。また、たった一つのお気に入りに出会えるタイミングもカギですが、その中で選ぶ楽しみも深いものがあります。
サイズで選ぶ
40ccくらいのエスプレッソを飲むのにちょうどいいスモールサイズから、300ccのドリップコーヒーを飲めるビッグサイズまで幅広いサイズが販売されています。シチュエーションから考えてぴったりのサイズを見つけましょう。
デザインで選ぶ
持ち手の穴の数や表面のデコボコ、木の表情などデザインはどれをとっても一点ものなので、これぞというお気に入りのものを選びたいですね。
動物が彫刻されているものなどデザインが凝っているものもあります。
ブランドで選ぶ
ククサをブランドで選ぶ場合、メジャーなところがいくつかあります。「レンメルコーヒー」は中でも有名で、コーヒーだけでなくオリジナルのグッズを数多く展開されています。
自作のククサ
既製品ではなく、自分で道具と素材を揃えてオリジナルのククサを作るということもできます。実際に教えている方や、体験などもあるようなのでぜひチャレンジしてみたいところです。
ククサのメンテナンス・育て方
ククサの洗い方は木製の食器と同じで少量の中性洗剤で優しく洗ってあげることが必要です。水に浸けっぱなしにしておくのはNGです。
また、ククサは乾燥が一番の敵です。ときどきオリーブオイルやくるみ油などで油分で保護をします。
ククサのメンテナンスオイルは植物性の油を使用してください。オリーブオイルは身近ですが、少量でも塗りすぎやすいので、くるみ油やあまに油などがおすすめです。
ただしそこまで繊細なモノではないのでガツガツ使って、自分好みのククサに育て上げていきましょう。
レンメルコーヒーの鹿角ククサが超カッコいい!
実際に私が使っているククサがこちらです。取手の上面にロゴ入りの鹿角(トナカイのツノ)があしらわれていて高級感さえあります。
使いやすいサイズで、口当たりも良いです。目下育て上げ中のククサです。
ククサのまとめ
ククサは、キャンプ場で飲むコーヒーに合うマグカップのNo.1です。保温などの機能性は劣る部分もありますが、長く使い込むことで経年変化を楽しめます。ククサと一緒にキャンプの思い出を作っていきましょう。
ククサ購入時の注意
専門店以外で販売されている市場価格から、あまりにも安すぎるククサは材料が白樺でなかったり、質が悪い場合があるので注意が必要です。
ククサはプレゼントにもおすすめ
ククサは「プレゼントされた人は幸せになる」とも言われているので、アウトドア好きな人への結婚祝いや誕生日プレゼントとしてもきっと喜ばれるはずです。長く愛されるプレゼントをお探しならぜひ。
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